昼は色々な人の生活が垣間見えて、夜は蛍を見れる鴨川ライフを思い出す二十日目。
本日は京阪電車で販売している宇治・伏見1dayチケットを購入して、宇治の鳳凰堂と伏見の稲荷大社を見てきました。
平等院の鳳凰さん VS 稲荷大社の狐さん、どちらがより私を満足させてくれるでしょうか。
本日は晴天の京都を地下鉄で一人旅します。
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黄金の鳳凰と緑の宇治の街 平等院鳳凰堂

出町柳を出発して京阪電車に乗って、まずは鳳凰さんのいる宇治から散策します。
宇治といえばお抹茶が有名ですね。
日本三古橋の宇治橋を渡って、商店街を歩いて平等院へと向かいます。
得意の日本三大なんちゃらのひとつですね。
伊勢神宮の内宮にも宇治橋がありますが、なにか関係しているのでしょうか。
橋の先では紫式部さんがお出迎えしてくれます。
宇治という街は源氏物語ゆかりの地でございまして、平安時代の貴族にとって宇治は別荘だったんだそうでございます。
こちらが平等院の入り口でございます。
この日は土曜日で鳳凰堂の中へは二時間待ちだったので、外から見て楽しませていただきました。
こちらの橋を渡れば二時間待ちの鳳凰堂でございます。
鳳凰堂の中には雲に乗って楽器を弾いたり合掌したり、様々な表情をした雲中供養菩薩像が52体飾られています。
命が尽きるときに最も会いたい人が菩薩として現れるんだそうです。
あなたが死ぬときに最も会いたい人はだれでしょうか?
平等院にはミュージアムがございまして、その中に平等院にまつわる展示がたくさんされております。
ミュージアムは照明の使い方や展示の仕方にもこだわりをすごく感じて、前回の記事で少し述べたように京都の世界遺産への想いがすごく伝わってきました。
右の鳳凰さんが飛び立つ航路かの如く、雲が川のようになっています。
鳳凰堂の上で見つめ合う二体の黄金の鳳凰さんはなにを考えながら見つめ合っているのでしょうかね。
平等院を後にして、真っ赤な朝霧橋を渡って宇治上神社へと向かいます。
この朝霧橋の奥ではシーズンには鵜飼をしているのも見られるようです。
朝霧橋を渡ると光源氏が女性を口説いています。
光源氏さんは相当守備範囲が広かったそうで、共感できます。
橋から少し山の方へと歩いていくと宇治神社と宇治上神社が迎えてくれます。
宇治上神社の方は世界遺産にもなっている神社です。
宇治散歩の〆はやはりお抹茶をいただいて、上品な気持ちになりまして伏見へと移動しました。
赤い鳥居と狐様の稲荷山 伏見稲荷大社
宇治から約30分、伏見へとやってまいりました。
私を神社へと導いた先輩の敵、狐様のいる総本山です。
まずは腹ごしらえ、まるもち家のまるもちをいただきました。
もちの食感と中のあんこの絶妙なバランスがたまらない味です。
人が溢れかえる道を進んで、伏見稲荷大社へとやってまいりました。
屋台の誘惑に負けそうになりながら赤い門をくぐっていきます。
いよいよ楼門へと到着、狐様のお出迎えだお。
やはりどこを見てもひたすら赤いです。
赤いからでしょうか、なぜか稲荷大社は女性の参拝客が多かったです。
お稲荷さん(狐様)は元々農業の神様で穀物を荒らすネズミを退治してくれたり、しっぽが稲穂に似てることから神様と崇められて、江戸時代に入ると商売の神様と公認されていきます。
この日のために買ったBABYMETALの狐様Tシャツを着てくるのを忘れていたことに気づきましたが、取りに帰ることも出来ずひたすら奥へと進んでいきます。
鳥居、鳥居、鳥居、鳥居、鳥居…ひたすら鳥居が続いていきます。
この千本鳥居の連鎖はのちに私を恐怖の渦へと落としていきます。
鳥居の連鎖から抜け出そうと途中で右に抜ける山道があったので進んでいくと竹林が続いていました。
竹林の奥には伏見神宝神社という天照大御神を主祭とする神社に辿り着きました。
これもまたアマテラス様のお導きでしょうか。
ここは狛犬が珍しく龍になっていて神社を守っています。
鳥居はなくなりましたが、今度はひたすら竹林が続きます。
竹林の道沿いにはたくさんの鳥居と石碑が続いていて独特の雰囲気を漂わせてました。
弘法大師様が祀られている所もありました。
さらに奥へ進むと谷のようになっている所に古びた神社もあって裏側に滝もありました。
人があまり来ていないであろう雰囲気が漂っていて不気味な場所でした。
竹林を抜けてひたすら山道を登ります。
ちなみにこの稲荷山に迷い込んで約2時間経過しました。
やっと頂上らしき鳥居が見えました。
この山道は全然人がおらず、大混雑の表通りとは別の場所かと思うくらいでした。
頂上に着くとたくさん人がいて拍子抜けしてしまいました。
私が通ったルートは別ルートだったようで、通常は三ノ峯・二ノ峯を通って頂上の一ノ峯に登ってくるようでした。
団体の人たちがみんな「疲れたねー」と話しているのを見て、私のルートに送り込んでやろうかと思うくらいここまでくるのは遠かったです。
ここからさらに下っていくとまた道が分かれており、ひたすら鳥居が続いていました。
京都の街を見渡すことの出来る、見晴らしのいい場所に出ました。
ここでも無限の鳥居が視界に入ってきます…
結局迷いに迷って合計3時間程、稲荷山を歩き続けました。
たぶんすべてのコースで長い時間かかる道を選んでしまい、こんなにも時間がかかってしまったんだと思います。
3時間ずっと赤い鳥居をくぐって歩いていると、さすがに赤い鳥居に恐怖すら感じましたよ。
今回の宇治 VS 伏見の対決は私にダメージを与えたという意味では稲荷山(伏見)ですが、純粋に観光として楽しめたのは宇治の方に軍配が上がりました。
抹茶や茶そば等の名物を楽しみながら歩けて、ハイキングコースや川でのんびりできる宇治は私にはぴったりでした。
しかし恐怖の千本鳥居の裏参道は、人生で一度は味わって欲しいです。
独特の雰囲気を味わえます。
二日間お世話になったゲストハウス トンボを後にして、楽しかった京都編は終了です。
最後になぜか心霊写真的な写真が撮れちゃいました。(残像拳)
京都は回りたいところが多くて、二日間の滞在では到底回りきれませんでした。
相方が回ってきた鞍馬山と貴船神社もすごく良い場所だったようなので、次回来たときは銀閣寺と共にリベンジしたいと思います。
本日のまとめ
出町柳 ⇒ 平等院 ⇒ 宇治上神社 ⇒ 伏見稲荷大社 ⇒ 伏見神宝神社 ⇒ 京都
移動距離 49.9km
歩いた歩数 15717歩
使ったお金 16,226円