慣れない自転車に足がパンパンで、筋断裂寸前の三十五日目。
楽しかった四国での日々に別れを告げて、しまなみ海道を渡って本州へと戻ります。
橋のスタート地点の今治に一泊して、二日かけてゆっくりと橋を渡っていきます。
今治ナイトと四国でのたくさんの思い出を連れて、いざ広島へ!
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しまなみ海道 大島~伯方島~大三島

今治の楽しさに後ろ髪引かれながらシクロの家にお別れを告げて、しまなみ横断へと出発です。
この日の私たちの相棒はライトグリーンに輝くレーサー仕様(?)の自転車。
旅ではじめてのママチャリ以外の自転車に興奮気味です。
しまなみ海道ではレンタサイクルも充実していて、各島のドックで乗り捨て出来て、今治から尾道までレンタサイクルで行けます。
荷物たちを尾道のホテルに送って準備万端で出発です。
しまなみ海道はサイクリングの聖地のような場所で自転車道が存在しています。
今治から尾道を結んでいる全長約70kmの道には青い線がずっと続いています。
その線を辿っていけば迷わず尾道まで辿り着くことが出来ます。
迷わず行けよ、行けばわかるさ!というわけです。
この日は真ん中の伯方島に宿を取って、大島・大三島の外周を回ることにしました。
今治駅を出発して橋の入り口が近づいてくると造船所地帯がありました。
大型の船を造っている場所なんて男なら興奮しないわけがないですね。
写真だと伝わりづらいのが残念。
しまなみ海道を渡る際は是非とも寄り道をしてみてください。
造船所を後にして、アーチを描く自転車用の橋を目指して登っていきます。
しまなみ海道記念すべき一つ目の橋は来島海峡大橋です。
この橋は世界初の三連吊り橋で全長4kmの道を風を切って駆け抜けることができます。
絶景を見ながらのサイクリングは爽快すぎます。
橋を渡ると大島が待っていて、きれいな海の色に見とれてしまいます。
猫たちがじゃれていて、かわいい姿に見とれてしまいます。
大島の外周コースを走っていると造船所が所々にあって、男のロマンが詰まっているようで見とれてしまいます。
海に囲まれているので、神社も至る所にありました。
長い外周コースを走りきって、次の伯方・大島大橋が見えてきました。
橋の途中で見近島という島があって、気になって降りてみるとそこにはトンネルがありました。
道後温泉では見つからなかった千と千尋のトンネルのようです。
トンネルを抜けるとそこは…断崖絶壁でした。
伯方・大島大橋を渡ると、次は宿泊地の伯方島に突入です。
伯方島で昼食にしらす丼を食べました。うまかったな…
伯方は「伯方の塩」で有名ですが、私はこの日まで「博多の塩」と勘違いしてました。
おすすめは伯方の塩アイスで、絶妙な塩とバニラのハーモニー!
伯方島は海もきれいで、白い砂浜でまったりタイムです。
一旦この大三島橋を渡って伯方島を通過、大三島の外周コースに挑戦します。
レンタサイクルのおっちゃんがきれいなアーチの大三島橋が好きだと言ってたので、ここで記念写真をパシャリ。
けれども大三島橋写ってない…
上り坂を一気に駆け抜けて、太ももで乳酸が踊っています。
大三島の外周はなかなか手強い相手で、アップダウンの激しい道が多かったです。
海を見ながらおやつ休憩を取ります。
「ああ、鳥になって一気に駆け抜けたい」
それではサイクリングの意味がありません。
普段は自転車では通らないような山道をひたすら登ります。
森の続く景色の中、島の端っこが見えてきました。
急勾配の山道を越えたのも、小学校の旧校舎を利用した宿があると聞いて見に行くためでした。
今回は泊まることは出来ませんでしたが、風情があって泊まってみたくなりました。
昭和60年に廃校になった当時のまま、小学校が残っているのはすごいですよね。
小学校を見た後は、恒例の神社シリーズ・大山祇神社へとやってきました。
境内には樹齢2600年の大楠等があり、日本最古の原始林社叢の楠群として国の天然記念物にも指定されているそうです。
大山祇神社の御祭神は天照大御神の兄に当たる大山積大神で、山・海・戦いの神として崇められています。
神社で旅の無事をお祈りして、明日渡る多々羅大橋を眺めながら伯方島へと戻って、一日目はおしまいです。
何キロ走ったのかわかってないんですが、外周コースは手強かった…
太ももボロボロ、お尻もボロボロ、慣れない自転車に深手を負った私たち。
二日目は無事辿り着けるのでしょうか!?乞うご期待!!
本日のまとめ
今治 ⇒ 大島 ⇒ 伯方島 ⇒ 大三島 ⇒伯方島
移動距離 100km
歩いた歩数 21541歩
使ったお金 17,359円