青森、白神山地をおさんぽ

 

東北三カ所目は青森県・白神山地を訪れました。

リゾートしらかみに乗って秋田県を越えて十二湖を目指します。

列車の中でひらめいた白神岳縦走登山計画。

20キロの荷物とともに白神岳山頂へと挑みました。

 

 

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白神山地 十二湖~白神岳縦走物語


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本日は始発で酒田駅から秋田駅に移動して、そこからリゾートしらかみに乗って白神山地・十二湖へと向かいます。

リゾートしらかみに乗るには青春18きっぷに特急券510円をプラスすると乗車することが出来ます。全席指定席なので繁忙期は売り切れに注意です。

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天気が良いと景色も抜群です。

男鹿半島の方向には成層火山である寒風山が見えます。

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八郎潟も見渡せます。

この八郎潟はかつて琵琶湖に続く大きさでしたが、干拓によって大部分の水域が陸地になった場所です。

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リゾートしらかみは景色だけでなくおもしろい企画もたっぷりの観光列車で、能代駅に止まって買い物タイムやバスケットに挑戦イベントがあったりして大人から子供まで楽しめる列車となっています。

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いよいよ目的地の十二湖駅へと到着です。

ここからバスに乗り、森の物産館キョロロに移動して青池から登山口へと入ります。私はキョロロで食糧を補充したのですが、おみやげが中心の売店なので縦走する人は来る前に食料を確保した方がいいと思います。

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最初の計画では十二湖だけ見て回ろうと思っていたのですが、それでは物足りないと感じて列車の中で白神岳縦走を計画しました。

生活用具の詰まったザックは20kg、これがのちに私を追い詰めることに…何泊もかけて縦走している人の凄さを知ることになりました。

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十二湖の目玉スポット、青池に到着しました。

もののけ姫のモデルともなった白神山地は「人の影響をほとんど受けていない原生的なブナ天然林が世界最大級の規模で分布」している青森から秋田にかけて広がる世界遺産に選ばれた山岳地帯です。今回訪れた十二湖は白神山地にある湖沼群の名称で、実際には33の湖があります。

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青池は透き通った美しい青色をしています。

なぜ青くなるのかは未だに解明されていないそうです。

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青池で記念写真もバッチリ。

こんな登山の格好した重装備な奴は私だけでした。

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青池のとなりに崩山登山口があります。ここから崩山→大峰岳→白神岳山頂→蟶山(マテ山)と登っていきます。

登山客は自分ひとりかと思いきや、登山届を書いている若者がひとり。偶然にも能代駅と十二湖駅の写真に写り込んでいる彼が今回の登山のバディとなりました。

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最初のチェックポイントの大崩まで2.3km、ゴールの大峰分岐まで9.5km。山頂目指してブナの森へと入っていきます。

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いざ、白神岳山頂を目指して!

バディに写真を撮ってもらい、出発です。

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入口から少し進んだ所に湧き水があります。

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山の湧き水は命の水、ペットボトルにたっぷりと水を注いで準備万端。

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シダの葉っぱが神秘的な森の雰囲気を作っています。

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切り株の周りにはヒラタケがたくさん生えていました。

登山客のおっちゃん曰く、いいダシが取れるらしい。

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ちいさなコダマかと思ったらキノコでした。

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「この先崩壊あり注意」

恐ろしい看板が…崩山は本当に崩れている部分があるので注意が必要です。

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大崩に到着。

崩山の八合目にあたる大崩からは十二湖と日本海を見渡すことができます。この大崩から大きな池だけが12個見えたことから「十二湖」と名付けられたそうです。

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ここから落ちたらひとたまりもないですね…

ちなみにこの崖の手前にあるのはロープのみ。

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登山開始から約二時間、939.9mの崩山山頂に辿り着きました。

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崩山山頂は草が生い茂っていて、なにも見えません。

次のチェックポイント大峰岳を目指して先へ進みます。

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木と葉のアート

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木と根のアート

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大峰岳までは深い草木の中を進んでいきます。大峰岳山頂にあたるところはどこかもわからないような場所に看板だけ立っています。

倒木などもある狭い道を進むため、ここらへんでザックの重さがかなり堪えてきて、何度も投げ捨てたくなりました…。

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白神岳の山頂らしき山が見えました。

この地点で登山開始五時間、既に17時を回っており時間との闘いです。

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「山頂マデ700m」

この看板を見つけたときはうれしくて思わず走り出してしまいました。

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白神山地の山々はとても神秘的でした。

シシ神さまいるかなあ。

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登頂タイム6時間、標高1,235mの白神岳山頂に到着です。

山頂で先に到着していたバディと合流して記念写真。さすがハタチ、私よりも一時間も早く到着していたらしい…ザックがなければ自分だって!!(負け惜しみ)

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わたしたちの本日の宿です。

山頂の山小屋は泊まることが出来るようになっています。

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中は三階建てになっていて、ありがたいことにマットが敷き詰められていました。

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屋根裏の部屋には窓もついていて、景色を見渡せます。

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「登山はじぶんのためにあり 下山は愛するひとのため」

胸に響く言葉ですね。登山家の心得しっかり受け取りました。

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この日はとても風が強くて、寒いし風の音うるさいしで全然眠れませんでした。しかし登山口で出会ったバディと夜まで語り明かして気持ちはあったかかったです。やっぱりひとりじゃないっていいですね。

彼は大学で周りがいろいろと旅をしていて影響され一人旅に出たらしく、ジブリが好きというだけで思い付きで白神岳縦走を決めたんだそう。私からするとハタチで一人旅の決断が出来ただけでもうらやましいですよ。気の合うとても良い青年でした。

朝起きると外が真っ赤に燃えているかのような空になっていました。残念ながらレンズのミスでピントが合っていない写真しかなかったわけですが、自分の目にはしっかりと焼き付けました。

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ピントが合った頃には外は明るくなっていました。

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外はあいにくの雨模様で霧がかかっていました。

止む気配がないので、7時を回ったところで出発です。

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おわかりいただけるだろうか。

風が強すぎる…葉っぱが波立ってブレています。

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折れても生きているみたいな大木とか

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モンスターみたいな大木とか

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神秘的な木漏れ日を放つ大木とか見てたら…

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あっという間にゴール地点まで下山していました。

下山タイムはなんと二時間。本来はこの登山口から登るのが一般的だそうで、下山のコースはかなり楽勝でした。

私たちが登った十二湖コースはこう書いてありました。

「このコースは時間がかかるため健脚な人向け。」(wikipediaより)

どおりで昨日はきつい登りばっかりだったわけだ…

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アスファルトの道を進み、白神岳登山口駅へと向かいました。

駅に着いたらなんと次の電車まで二時間…

待ち切れず人生初のヒッチハイク!‥をバディがしてくれました。

一時間してようやく秋田県の温泉好きのおじいちゃんに乗せてもらい、十二湖駅へと連れて行ってもらいました。ありがとう秋田じいちゃん、ありがとうバディ。

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駅の売店で下山記念に青池ソフトを食して、十二湖を散策します。

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中の池を見たり

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落口の池を見たり

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沸壺の池を見たり

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ふたたび青池を見たりして満喫しました。

雨の日の方がきれいらしいけど、うーん・・ワカラン。

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キョロロでカツカレーを食べて、カレーの無敵さを改めて感じました。

リゾートしらかみの特急券を取っていたバディと別れて、それぞれ別の温泉に向かいました。

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あきた白神駅で下車、徒歩三分。

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八森いさりび温泉ハタハタ館で温泉に浸かります。

この日はなんと風呂の日で500円の入浴料が半額でした。

バディは有名な黄金崎不老ふ死温泉に行ったみたいなんですが、なんと600円の入浴料が無料に…さすがバディだぜ。毎月26日は風呂の日で無料なんだそうです。

はじめての一泊縦走登山は天気には恵まれなかったですが、出会いのおかげでとても楽しい登山になりました。旅はやっぱり出会いなんだなと実感する毎日。東北ひとり旅もまだまだ楽しくなりそうです。