山形、出羽三山をおさんぽ

 

東北の旅、二つ目の県は山形県へとやってきました。

新潟の長岡から山形の鶴岡まで移動して、出羽三山を目指します。

山形県という名前なだけあって本当に山ばかり。

出羽三山のふたつ、羽黒山と湯殿山に登って修業に行ってまいります。

 

 

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出羽三山修業その1 羽黒山


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この日は長岡から新潟へ移動して、そこから約三時間かけて鶴岡へと移動しました。なぜ前日に長岡にいたかというと、私立恵比寿中学校では毎年恒例の遠足『ふぁみえん』が開催されていたからです。

まさかの東北じゃない新潟でのライブからはじまった東北の旅。

ほとんどノープランの弾丸ツアーはどうなることやら…

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海や田んぼの続く風景を見ながら鈍行でゆっくりと揺られて、鶴岡駅へと到着しました。

鶴岡は出羽三山の他に温泉が有名で、湯野浜温泉・湯田川温泉・あつみ温泉など大小20の温泉が点在しています。他にも加茂水族館というクラゲが50種類もいる世界一のクラゲ水族館もある街です。

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駅前では俵を担いだお父さんとその家族が音楽を鳴らしながら回転していました。

この家族が鶴岡とどんな関係があるのかはよくわかりません。

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鶴岡からバスで約一時間、羽黒山へとやってまいりました。

羽黒山・湯殿山・月山の出羽三山は山伏たちの修業の地でございます。トレッキングコースもたくさんあって、登山家たちもたくさん訪れています。

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入口にあたる随神門から出羽三山神社のある山頂までは2446段の石段の参道が続いています。

今年階段を登った段数は、27年間生きてきて登った階段の段数をすでに越えた気がします。

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門をくぐって石段を下りていくと、杉並木の道が続いており社殿が現れます。

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須賀の滝という小さな滝も流れています。

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良い感じにコケった石ですね。すっかりコケマニアですよ。

出羽三山の三つの山の名前が書いてました。

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この木は爺杉と呼ばれている樹齢1000年以上の杉の大木です。

参道には立派な杉の木がたくさんありました。

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こちらは国宝にも指定されている五重塔。

おそらくすべて木造で出来ている塔は平安時代に建てられたもので、東北では最古のものだそうです。

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立派な五重塔を見た後はひたすら石段を登り続けます。

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長い石段の上り坂の中腹には茶屋があり、鶴岡の市街を見渡しながら休憩できます。

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たまこんことたまこんにゃくと一緒に休憩です。

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神秘的な杉の森が続いていきます。

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途中で道が分岐していて、石には鳥海山と書いてありました。

この道は鳥海山へと続いているのでしょうか。

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いよいよ出羽三山神社の鳥居が見えました。

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鳥居をくぐると立派な本殿とその前に鏡池という池が広がっていました。草っ原に見える所が実は池で、この池自体を神様とする自然信仰という形です。

古い鏡がたくさん埋納されていたので、鏡池という名前が付いたんだそうです。

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立派な茅葺き屋根の本殿は羽黒神社・月山神社・湯殿山神社の三つが一緒になった三神合祭殿になっています。

まるでゲッターロボのようですね。

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となりには立派な鐘がありました。

五重塔に続く古い建造物だそうです。

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神社の右手には東照社という徳川家康を祀る神社がありました。

この日は徳川家康が亡くなって400年の年ということで御開帳されており、中を見ることができました。中には徳川家康がいらっしゃって、おごそかな雰囲気が漂っていました。

帰り道は流行りのトレイルランと称して、一気に駆けおりました。タイムは行きが60分、帰りが30分ともっと景色を楽しめよ自分という気分になりました。

神社を歩くときは景色を楽しみながらゆっくりと歩きましょう。

 

 

出羽三山修業その2 湯殿山


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山形二日目は出羽三山の二つ目、湯殿山へとやってきました。

まずは見たいお寺があったので、大網というバス停で下車しました。湯殿山への道はバスの本数がとてつもなく少なく、この日は待ち時間が一日の半分を占めました。

車で回ることをおすすめします…

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花がきれいに咲いていて…

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きれいな稲穂が風に揺られていて…

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そんな場所に湯殿山総本寺 大日坊瀧水寺はあります。

入口に着くと仁王門という立派な門が待ち構えていました。住職さん曰く、2億円かけて建設当時の形に戻せば国宝になると言ってました。

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この大日坊を訪れたのも即身仏を自分の目で拝んでみたいと思ったからです。

即身仏になるには、自ら漆を飲み身体を腐敗させなくして、木食行(木の実や草のみを食べる)を行い、土の中に石室を作って入り、成仏するまで読経(瞑想)し続けて、その三年三か月後に弟子達に掘り起こされて即身仏として祀られます。

もちろん今の時代は禁止されていますが、現代の日本人でそこまで苦しいことを出来る人はそもそもいないでしょう。

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湯殿山も大日方も弘法大師によって開創された場所で、元々は湯殿山にあったそうです。

大日方に祀られている即身仏の真如海上人は湯殿山で修業をして即身仏になりました。

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実際に即身仏をこの目で見て、人の死について違った方向から考えさせられました。うまく言葉には出来ないんですが、昔の人って深すぎる。

もうひとつ即身仏が祀られているお寺があったので行こうと思ってたのですが、距離が遠くて時間が合わずに結局バスを一時間待って湯殿山へ向かうことにしました。

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出羽三山の奥の院 湯殿山へと到着しました。

この日は登りませんでしたが、湯殿山から月山へと続く登山コースも奥にあります。

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帰りのバスが来るまで三時間もありますので、まずは腹ごしらえに山菜そば。ここの山菜そばクオリティはすばらしく、山菜とつゆのハーモニーが格別でした。

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庄内地方のお寺に祀られている即身仏六体は、この湯殿山で修業をしたのちに即身仏となったそうです。

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大日方で見た真如海上人さんのお墓もありました。

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てっぺんの湯殿山神社まではバスもしくは20分程歩いて向かいます。湯殿山神社までの道にはいろいろな石の神社がありました。

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湯殿山神社の入口からは撮影禁止で、参拝内容も他言してはいけません。ただひとつ言えるのは裸足になって参拝するということですかね。

ということで内容は行ってみてからのお楽しみです。

参拝の後はそばを食べたレストハウスに戻ったのですが、思ったよりも見る場所は少なくバスの時間まで残り二時間…

途方に暮れていたところ、同じく途方に暮れていたおじいちゃんが話しかけてきました。そのおじいちゃんも旅行の最中で、私と同じくお寺や神社、史跡巡りが好きな人でした。寺や神社話で盛り上がり、あっという間に二時間経過…

72歳の人生の大先輩なのに自分の行った場所の話に感動して、わざわざメモまでして調べてみると言ってくれたことに感動してしまいました。フィーリングの合う人に歳は関係ないのですな。

二時間待つことで起こる出会いもあって、ゆっくりと生きることで見えてくることもある。そんなことを感じた山形県の一泊二日でした。