東京、青ヶ島をおさんぽ Day5

「テントが台風で飛ばされないように気をつけろよー!」
台風が近づいてきている今日この頃。
自然の恵みも猛威も、美しさも怖さも感じながら、自然とうまく付き合い過ごす日々。
東京都 伊豆諸島青ヶ島編 五日目。

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青ヶ島巡り 岡部地区


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今日の青ヶ島プリンです。
あいにくの天気で空は曇り模様。
昨晩の強風にも無事耐えて、なにごともなく朝を迎えることができました。

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本日は集落の周辺、岡部地区を巡ります。
キャンプ場のある池之沢とは歩いて一時間程の距離。
少し怖い雰囲気の道を進み、まずは大里神社へ。

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「くわーーーお、こっけこおおーー!!」
なにもいなかったように見えた場所から叫び声が聞こえて心臓止まるかと…
鳥骨鶏がのそのそと出てきてしばらく叫んでいました。

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本当に神社があるのだろうかという草の生い茂った道を登っていきます。
途中には謎の石が並べられており…

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木の鳥居が見えてきます。
青ヶ島の鳥居はすべて赤くない木の鳥居ですね。

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鳥居の先は急こう配の坂が待ち受けています。

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ここが大里神社かな、なんとも不思議な雰囲気。

青ヶ島8083鳥居が何個も並んでるのは稲荷神社でしょうか?

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次は名主が住んでいた屋敷へ。
既に屋敷はなく石垣と土台が残るだけ…
八丈島でも見た玉石で石垣が積まれていました。

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南国のような木が並んでいます。

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海へと道が続いていて、もしや降りれるのかなと思い進んでみると…

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牛がいました。
闘牛みたいに格好いい牛でした。

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青ヶ島にいると何でもない葉っぱもアートのように生い茂ってます。

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左の十一屋酒店は、島唯一の商店。
やさしいお母さんが店主で、突然雨が大振りになってきたので雨宿りさせてくれました。
雨が止むと一気に快晴になって青空が広がりました。

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商店を守る凛々しいねこちゃん。

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せっかく晴れたので山の方にある尾山展望公園を目指します。

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『佐々木卯之助の碑』

は江戸時代、飢饉から人々を救おうと禁止されていた場所での耕作を黙認して流刑になりました。

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島唯一の学校、青ヶ島小中学校。
青ヶ島には高校がないため、中学を卒業すると島外の学校へ行くんだそうです。

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卒業生から贈られた謎の顔のオブジェ。モアイっぽい。

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佐々木次郎太夫さんがモデルの『還住の碑』
天明の大噴火が起こり、50年間無人島になっていた青ヶ島。
八丈島に移住していた人々が青ヶ島に還住できた際に記念に作られたものだそうです。

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学校のある道を先へと進んでいくと尾山展望公園があります。

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公園の展望所からは青ヶ島の街と島全体を見渡すことができます。

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緑のシートのようなものは雨水を貯めるためのもので上には水道施設があります。
青ヶ島では水も貴重な資源のひとつです。

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尾山展望公園から見た二重カルデラの様子。
何度見ても不思議な形の島です。

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公園の奥の山のてっぺんには東台所神社があります。

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草をかきわけて進んでいくと赤い建物が…

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この神社は江戸時代の悲しい事件から建てられました。

昔々、青ヶ島に「浅の助」という名主の息子がおったそうな
この男には「つな」という女を愛していたが彼女には許婚がおって二人は結ばれなかったんじゃ。
周りの人間は二人が隠れて愛し合うのを良しとせずひどい仕打ちをして引き離してしまったのだ。
隠れて愛し合う二人に、ある日事件が起きた。
つなが浅の助へのプレゼントを織っていると浅の助はつなにこう言った。
「私のことは心配しなくていいから自分のものを織りなさい」
その一言につなは浅の助は自分のことを必要としていないんだと勘違いして自殺してしまったんじゃ。
それを知った浅の助は激高して自分達を引き裂いた人々を斧で殺して自分も入水自殺を図ったそうな。

めちゃくちゃ個人的な理由ですやん。

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神社の付近からも二重カルデラを眺めることが出来ます。
「わたし、青ヶ島プリンを食す」

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AOGASHIMAヘリポート。
青ヶ島へはヘリコプターで来ることもできます。
定員9名なので事前に予約しておかなければなりません。

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青ヶ島にある神社を行き尽くす!
八丈島での汚名返上とばかりに神社オタクぶりを発揮しています。

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茂みの中にある金毘羅神社

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見晴らしのいいとこにある金毘羅神社
どっちが本物かわかりません。

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畑仕事中のおばあちゃんから「この先からジョウマン見えるよー」と言われて「ジョイマン?」と思った私。
言われた通り進んでみると島の先っぽに牧場がありました。
ジョウマンというのは、島の最北部の地名のことだそうでこの地帯は草原が広がっています。

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ここで原チャリダーのりゅうちゃんを発見。
合流して神子の浦展望台で海を見ながら話していると島のおじさんに話しかけられました。

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おじさんからは色々な話を聞きました。戦争の時の話や島の話。
青ヶ島では三宝港ができる以前は、この神子の浦が島の玄関口でした。
絶壁から荷物をあげたり、船を接岸するだけでも相当な苦労だったんではないでしょうか。
昔、神子の浦で土砂崩れが起こり大きな岩の下敷きになって若い男性が亡くなったそうです。
その悲しい出来事から三宝港ができましたが、おじさんはその事故をとても悲しんでいました。

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キャンプ場への帰り道で少し寄り道をして、通行止になっている大千代港へ。

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現在は崩落のため、使われていない大千代港。
こんな断崖絶壁に港をつくった人々は本当にすごいです。

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青ヶ島はたくさんの悲しみを乗り越えてきた島なんだなと思い、少し胸が詰まりました。
どんな場所にもたくさんの歴史を乗り越えて、現在があるのですね。

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キャンプ場へ戻ってきて、みんなで楽しいディナー♪
豪華山菜ディナーは青ヶ島でしか食べられない貴重なごちそうでした。
夜はひんぎゃの横の丘の上で、天然ホットカーペットに寝ころんでの天体観測をしました。

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そこには写真じゃ伝えられない天然プラネタリウムが広がっていました。
あんな無数の星、人生で一番きれいな夜空を見れた気がします。
何兆個の星がそこにあるのに人間は自分たちで見えなくしている。
もったいないですね。

たくさん歩いて、たくさん語り合って、たくさん笑っている毎日。
楽しい毎日も未来のために新しい道へと歩きださねばなりません。
しかし、あおがしま丸大将はいつ出航するのでしょうか…
気長に待ちましょう。