東京を散歩しよう(都電編)

GW前半戦、どこに遠出をするでもなく私たちは近所を散歩することにしました。

この日はつかもんの誕生日ということで行きたいと思ってた所に行こうという流れになりました。

 

「都電に乗りたい」

 

その一言で『都電に乗る』という目的だけを決めて私たちは家を出ました。

町をぶらぶらしながら歩くこと20分、都電のある町屋駅前にたどり着きました。

 

「おはぎを食べたい」

 

とのことだったので『庚申塚』という街を目的地に設定、都電に乗り込みました。

 

 

都電荒川線に乗ろう!


都電

都電には1日乗車券があって、なんと400円で乗り放題です。都電荒川線は三ノ輪橋駅から早稲田駅までつながっており、巣鴨や町屋などの町を通っています。電車の中はおじいちゃんおばあちゃんでいっぱいで満員電車並の乗車率になっていました。

 

都電に揺られながら行きたいところを調べていたら…

「日本一短いモノレールがある」

との情報をグーグル先生から得て飛鳥山公園で降りることにしました。

 

 

日本一短いモノレール『アスカルゴ』


飛鳥山1

町屋駅前から都電で約25分、飛鳥山駅に着きます。

この駅には飛鳥坂という坂があって、都電荒川線最大の難所となっているそうです。駅から出てすぐに日本一短いモノレールがある飛鳥山公園が見えてきます。

飛鳥山2

飛鳥山公園は桜の名所としても有名な公園です。

約300年前八代将軍徳川吉宗が享保の改革の施策のひとつとして、江戸っ子の行楽の地として飛鳥山を桜の名所として誕生させたそうです。その後、明治6年に太政官布達によって上野・芝・浅草・深川と共に日本最初の公園に指定されました。

飛鳥山3 飛鳥山の標高は25,4mで東京都内で一番低いとされている愛宕山の25,7mより低いです。

しかし飛鳥山は国土交通省の機関、国土地理院の地形図に記載されておらず採択されていないため日本一低い山としては公式には認められていません。

日本一低いとか日本一短いとか玄人好みな公園であります。

日本一短いモノレール1

こちらが目的の日本一短いモノレール『アスカルゴ』の発着駅です。

JR王子駅を出るとすぐにある飛鳥山公園入口駅と飛鳥山山頂駅を約2分で結んでいます。定員16名の小さなモノレールで運転時間は午前10時から午後4時までなのでご注意。

日本一短いモノレール2

日本一短いモノレールが駅に到着。

さっそく乗り込みます。

日本一短いモノレール3

「ご覧ください、この絶景を!」

絶景ではなく王子の街並を見渡せるだけですが、後ろにはJRと新幹線が走っており鉄オタにはたまらない絶景なのでしょうか。

日本一短いモノレール4

モノレールの道にはつつじなどがたくさん咲いており、花を楽しめます。

エアコンが時期的にまだ効いてなく、サウナばりの熱さでした。

飛鳥山4

モノレールを降りて公園を散策します。

公園には庭園や古い都電・SL、石碑などが置かれています。

飛鳥山5

桜賦の碑。

飛鳥山6

都電6080号。

飛鳥山6

国鉄D51形蒸気機関車。

飛鳥山7

蒸気機関車の中も見れます。

浮かれてないでちゃんと石炭くべてください。

 

 

飛鳥山公園にある3つの博物館


飛鳥山9

飛鳥山公園には3つの博物館があり、720円で三館共通券が買えて全部を観覧できます。

北区飛鳥山博物館・紙の博物館・渋沢史料館の3つがあります。

今回は時間がなく、ふたつしか行けませんでしたが、少しご紹介します。

 

紙の博物館

「紙の歴史をたどり、現在を知り、未来を考える。」というコンセプトのもと紙にまつわるものを展示しています。

王子には有名な王子製紙があり、王子は日本における洋紙発祥の地となっています。

この王子製紙は輸入に頼っていた洋紙の国産化をしようとして、渋沢栄一が中心となって設立されました。

よってこの王子の地に紙の博物館が建てられたわけです。

ここでは紙がどうやって出来るのかという行程を知ることが出来たり、紙のアート作品なども飾られておりデザイナーさんにはたまらない場所なのではないでしょうか。

 

渋沢史料館

飛鳥山8

ここは史料館だけではなく、青淵文庫・晩香廬といった国指定重要文化財や旧渋沢庭園も楽しむことができます。

青淵文庫・晩香廬は15時45分までの開放で見れずに残念。

そもそもこの渋沢栄一って誰ぞや?という話なんですが、彼は江戸時代末期から大正時代初期にかけて活躍した人物で日本資本主義の父と呼ばれている人物です。

最近、良くも悪くも話題にのぼっている理化学研究所の創設者でもあります。

渋沢栄一は1867年のパリ万博博覧会の幕府使節団の一員として渡仏して、ヨーロッパの文明に感銘を受けて、その経験を活かして近代日本の経済社会の基礎を作りました。

民間の立場から約500社の株式会社、銀行などの設立・経営指導に尽力し、さらには民間経済外交、社会公共事業など様々なことに取り組んできた偉人が渋沢栄一です。

史料館を観覧するとひとりの人間がこんなにも様々なことに取り組めるのかってくらいいろんなことをしてきた人物なんだと学ぶことが出来ました。

自分が学生時代に勉強した中ではほとんど名前も出てこなかった人物がこんなにも日本の歴史を作っていただなんて、もっと近代史を学ばなければだめだなと反省しました。

史料館を出て、飛鳥山公園をあとにして王子の駅前に向かいました。

 

 

王子駅前と王子神社


王子1

王子の駅前には『音無親水公園』という公園があり、遊歩道のような場所が続いています。

王子2

散歩にはぴったりの場所でたくさんの人がベンチでくつろいでいました。

王子4

平成の巨神兵、ツカゴーマです。

ウイーン、ガシャン。

王子神社へと向かいます。

王子神社1

王子神社は『王子』という地名の由来になった神社だそうです。

王子神社5

古事記に出てくる伊邪那岐命、伊邪那美命、天照大御神が御祭神です。

王子神社2

色合いが落ち着いている立派な神社です。

王子神社4

関神社や毛塚といった髪の神様が祀られている所もあります。

王子と『かみ』は密接な関係にあるのでしょうか。

王子神社3

おみくじの神歌が書かれていました。大吉は10/50と高確率でした。

帰り道

帰りは王子駅前から都電荒川線に乗って三ノ輪橋駅で降りて帰宅しました。結局、都電荒川線の一日乗車券は使わずじまいで王子散歩となりましたとさ。

王子周辺だけでもこれだけ楽しめる都電荒川線ぶらり旅。

みなさんも都電の雰囲気と都電の走る町を楽しんでみてはいかがでしょうか。