8.18-19

 

歩いた。ただひたすら歩いた。

なにもないその光景を目に焼き付けながら五感を使って歩く。

トラックやブルトーザーが行きかう姿は途方もない長い作業を意味するのか。

それとも少しずつ未来へと歩み始めている希望のはじまりを意味するのか。

 

どんな気持ちで行けばいいのかわからなかった。

どんな気持ちで受け止めればいいのかわからなかった。

それでも自分の目で見たかった。

 

話を聞いた。

なにを聞いていいかわからなかった。

それでもたくさん話してくれた。

人生相談もした。

逆に勇気づけられた。

また来ようと思った。

 

夜空を見た。

今年一番星の数が多かった。

流れ星がたくさん流れた。

人工の光がないと星の光が見える。

人工の光が多いとそこにあるのに見えなくなる。

なくなって見えてくるものもある。

 

人の数だけ考えがあって、同じ事柄を考えていても違う答えに至ることもある。

それでも同じことを目指して、同じことを願っているのも真実。

自分は自分なりのできることをすればいい。

電車に揺られて七時間、ゆっくりと家に帰ろう。